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熊本市医師会婦人会

婦人会からのお知らせ

令和5年度熊本市医師会婦人会定例総会および特別講演

【定例総会】
熊本市医師会婦人会
日時 令和5年6月22日(木)13:30
場所 熊本市医師会館2階講堂

熊本市婦人会令和5年度定例総会は、会場にお集まりいただいて「対面のみ」で開催されました。
庶務部川口理事の進行のもと、出田副会長による開会の辞に続き、令和4年度にお亡くなりになられた会員物故者へ黙祷を捧げました。開会時点での会員出席者は25名、委任状の提出135名。会員総数236名の3分の1を超え、婦人会規約第8条第2項により総会は成立することとなりました。
牧野会長の挨拶ののち、ご来賓としてご出席いただいた熊本市医師会園田 寛会長、熊本県議会議員の藤川隆夫先生よりご挨拶を頂戴しました。園田会長からは先に行われた熊本県議会議員選挙で藤川隆夫先生へご支援・ご協力いただいた御礼、市医師会の現況や医師会病院建て替えに関する話題等をお話いただきました。藤川先生からも先の県議選へのご支援・ご協力への御礼とともに、県政の現況について詳細にご報告をいただきました。また、来賓としてご臨席いただいた元婦人会会長の宮村裕子様をご紹介いたしました。そののち、議長に執行部からの推薦にて北1部 原 育美様が選出され、議事に入りました。
議題①令和4年度会務報告(庶務部 浦田理事)、②令和4年度決算報告・婦人会事業積立金特別会計決算報告(書記・会計 大山理事)、③令和4年度監査報告(井監事)について報告がありました。
ここで、都合により議事を中断し、次第を変更して目録贈呈を行いました。
「たんぽぽハウス」代表清田純子様へ昨年度集まった募金による寄付金の目録、熊本市医師会看護学校校長の濱田泰之先生へ、昨年度の婦人会SDGs活動の中で学生にお贈りした物品の目録をそれぞれ贈呈いたしました。

贈呈式ののち、④令和5年度事業計画案(庶務部 中川理事)、⑤令和5年度収支予算案(書記・会計 前田理事) について説明があり、一括して審議し、出席者全員賛成の挙手にて案は承認されました。

以上で予定されていた議事は全て終了し、宇野副会長による閉会の辞にて、本年度の定例総会は閉会となりました。

 

【特別講演】
「心のデトックスしていますか?」~写真による心的浄化と医療接遇への好影響を探る~

理事 研修部 前田みゆき

令和5年6月22日(木)医師会館2階講堂にて、令和5年度定例総会に続き、対面での特別講演が34名の参加にて開催されました。
講師は、写真家・フォトグラファー 山口亜希子様です。
タイトルは、心のデトックスしていますか?〜写真による心的浄化と医療接遇への好影響を探る〜ということで、出田里美副会長のインタビュー形式で行われました。
五感を使って瞑想しやすい環境が演出され、きれいで癒やされる写真を見ながら、ベルガモットのアロマオイルの香りで呼吸が整い、α波で包まれる音楽の中、セロトニンが増し、心の整う状況でした。

 写真は、震災後の熊本城の復活を追った天守閣を中心とした軌跡の写真に始まりました。お題は、初日の出、お城と生きる、蘇る国の宝、未来への継承と、毎年色んな場所角度から撮影されていて、完全復活への道のりを残されています。
病室で出産後、朝日が差し込んだとき、生命力のあるオリーブの木の見える写真。
お祈りの時間に向かわれるシスターと障害者の方の握りあった手。  
マザーテレサのこの手は誰かを助けるための手という言葉に、自分の手を見つめました。
山口さんにとって写真は、大切な人へ伝える気持ちで、熊本の自然などの魅力を撮っていらっしゃるそうです。仕事での写真は、クライアントの意向を大事に残すことを大切にされているということで、私たちも、患者様やスタッフの気持ちに添いながら、傾聴の気持ちを忘れずにいることは、同じく大事なことだと感じました。
心のデトックスの大切さとして、スタッフ自身の心も整っていることで、心を緩めることができる場所、心を緩める接遇応対が、従業員満足度、そして、患者満足度につながるということです。
九州の真ん中に広く位置する九州脊梁山地の森の中の世界、山口さんは足を踏み入れた瞬間から心を奪われていたそうです。魅力的な写真にしてくださることで私たちも心がそこに行ける気がします。毎日を忙しく過ごしながら、あの山の景色の写真を思い出しながら、半分行った気分になれることはありがたいです。広大な森が長い年月をかけてつくりあげた美しい海、熊本の水の恩恵を当たり前に受けておりますが、この環境を守り続けなければと切に思います。
最後に、写真を見ながらの瞑想の時間がありました。
唯一コントロールできる自律神経の呼吸、お腹に手を当てて、鼻で細く長くゆったりと呼吸しながら、写真を見ていると、リラックスできて、気がついたときには次の写真になっていたのは、私だけでしょうか?
今回のようなインタビュー形式の会は、今後の研修会に広がりができる気がしました。山口亜希子様、出田里美副会長、本当にありがとうございました。